【蚊を寄せ付けない8つの対策】と【かゆみ軽減の10の方法】
2022/06/10
夏になると、蚊が気になりますね。
そもそも蚊を寄せ付けない対策があれば刺されることは無いし、
刺されてしまったとしても、かゆみを軽減させる方法があれば知っておきたいですよね。
今回は、それらの情報を解説します。
目次
そもそも蚊の生態ってどんなの?
蚊の生態について意外に知らない人も多いのではないでしょうか?
あのプーンという音を聞いただけでも肌がかゆくなってしまいそうですが、
蚊は英語でモスキートと言い、蚊の飛ぶ音はモスキート音と呼ばれ、
歳を取ると聞こえにくくなるそうです。
年配の人は、蚊が刺そうとしに来ても、なかなか気づけないという
哀しい事になるそうです。
それはさておき、蚊は成長するに従って、すみかが変わります。
幼虫と成虫では、違う場所に生息するんですね。
蚊の幼虫であるボウフラは、水の中に生息しています。
この生活は、卵から成虫になるまで続きます。
ボウフラは水のある所ならどこでも生息します。
例えば、下水溝や空き缶の中、植木鉢の受け皿、古タイヤ、
雨よけシートのたるみなどです。
意外なことに、蚊のエネルギーの源は糖分で、
蝶の様に花の蜜を吸って、それをエネルギーとして活動しています。
そして、人間の血液を吸うのは蚊のメスだけなんです。
蚊のメスだけが、人間がはいた二酸化炭素や温度、皮膚のにおいを頼りに、
人間に近寄ってきます。
吸った血液はメスの産卵のための栄養となります。
また、蚊の種類によって、血を吸う時間が違います。
ヒトスジシマカは昼から夕方に吸血し、
アカイエカ夕方から夜にかけて吸血します。
良く観察してみたら、時間帯による蚊の種類の違いが分かるかもしれませんね。
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蚊に刺されるとかゆくなる理由
蚊が血を吸う時、蚊の唾液の中には、
麻酔物質や血液凝固抑制剤、消化液などが含まれています。
中でも、麻酔物質は痛みやかゆみを数分遅らせる効果があり、
その間に蚊は人間に気づかれることなく血を吸います。
そして麻酔が切れた時に、人はかゆみを覚えるのです。
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蚊に刺されやすいのはこんなタイプ
まず、体温が高い人は、蚊に刺されやすいです。
なぜなら、蚊は温かい物に近寄る性質があるからです。
また、色黒の人や、黒や紺など暗い色の衣服を着ている人も
蚊に刺されやすいです。
明るい場所にいる蚊だけを見ているので、
蚊は本来暗い色を好むというのは意外ですが、
暗い所にいる蚊は見えていないだけなんですね。
O型の人も蚊に刺されやすいタイプです。
かと言って、O型だから必ず蚊に刺されやすいというわけではなく、
蚊に刺されやすい人の中にO型が多かったという意味です。
さらには、運動した後にも、蚊は寄ってきます。
運動時に呼吸に含まれる二酸化炭素や、
人の汗に含まれる乳酸という成分に蚊が反応するためです。
その他は、ストレスを感じない人は、蚊に刺されやすい傾向にあります。
人はストレスを感じた時に、特有の物質を出すのですが、
蚊はこの物質が苦手です。
なので、いつの間にか蚊に刺されにくくなったなと感じた人は、
実はストレスが溜まってしまっているかもしれません。
根本的に蚊を発生させないための対策としては、
水たまりを失くしてしまうのが良いでしょう。
水たまりが無ければ、蚊の幼虫であるボウフラは生息できません。
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蚊をシャットアウトする有効な対策
①まずは王道の虫よけスプレーです。
これはかなり効果があります。
しかし、時間が経過すると効果が弱まってしまうため、
こまめにスプレーし直しましょう。
②長袖や長ズボンを着るのも一つの手です。
日差しの強い時は、これらの服を着ると、
日差しもカットできるので、一石二鳥です。
蚊は暗い色の服に引き寄せられるので、
明るい色の服を着ると、蚊よけに一層役立ちます。
③蚊は足のにおいに敏感なため、靴下をはいて、
足のにおいが拡散しないようにするのもおすすめです。
④扇風機の風で、蚊を寄せ付けないという方法もあります。
蚊の飛行速度は時速2.4キロメートルとかなり遅いです。
蚊は扇風機の強い風に負けてしまって、人に近づけないでしょう。
⑤蚊が寄ってきたら、急いでテレビを付けるという対策もあります。
蚊は温かい物に近づく性質があり、
テレビは40~50℃の温度が出ます。
⑥蚊の嫌いな香りをまくという対策もあります。
レモンユーカリやゼラニウムの香りが蚊は特に苦手なので、
アロマ売り場でこの香りがあったら、購入しておきましょう。
⑦蚊の好まない血液をつくるために、食べ物を変えるという方法もあります。
蚊は酸性の血を求めるので、糖や脂肪、肉類ばかりを食べていると、
そのような血液になってしまい、蚊を寄せ付けてしまいます。
逆にバジルやパクチーなどのハーブ系は、香りが強く、
蚊はあまり好みません。
⑧人から発せられる二酸化炭素や匂いに蚊は引き寄せられるので、
代わりに炭酸水やビールを置いておけば、蚊はそちらに引き寄せられてしまいます。
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蚊に刺されたかゆみを抑える方法
①まず第一に、かゆくてもかいては逆効果です。
蚊に刺されて腫れているのは、アレルギー反応が原因です。
これをかくと、強い刺激が加わり、腫れがひどくなる場合があります。
かゆいところを叩いてかゆみを抑えるという方法もありますが、
実はこれも逆効果なので気を付けましょう。
②蚊に刺されたら、すぐに市販のかゆみ止めの薬を塗ると良いでしょう。
かなりかゆみが軽減されるはずです。
ちなみに、蚊に刺されてから時間が経過した後でも、
薬を塗れば一定の効果はあります。
③氷や保冷剤で、蚊に刺された場所を冷やすのもおすすめです。
アレルギー反応で炎症を起こしている箇所を冷やすことで、
炎症が和らぐ効果があります。
④蚊に刺された患部に熱を与えるのも良い方法です。
熱を与える事で、蚊の唾液を分解する事が出来ます。
蛇口からお湯を流したり、おしぼりを温めたりして、
15秒くらい患部を温めましょう。
また、熱を与えるという意味では、
ドライヤーで患部に熱風を当てるという方法もあります。
⑤患部を酢で洗うという方法もあります。
蚊に刺された部分は弱酸性になっているので、
アルカリ性の酢で中和させれば、かゆみやはれを抑えることができます。
⑥レモンやライムなどの柑橘系の果物の皮を、
蚊に刺された場所に塗ると、果汁に含まれるクエン酸がかゆみを抑えてくれます。
また、その果汁には蚊に刺された傷を小さくする働きもあるので、
かゆみの広がりを抑えてくれます。
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⑦はちみつには、蚊に刺された際のアレルギー反応を抑える効果があるので、
患部にはちみつを塗るのも良いでしょう。
⑧アロエの汁を患部に塗るという方法もあります。
アロエにはアロエベラというかゆみ軽減作用の物質が含まれています。
⑨蚊に刺されて、かゆくて腫れている所を、爪で十字に跡を付けると、
かゆみより痛さが勝って、かゆみが気にならなくなります。
⑩上記の対策が終わったら、患部に絆創膏を貼りましょう。
これは、蚊に刺された場所に、さらなる刺激を与えないためです。
無意識のうちに患部をかいてしまう人もいますからね。
蚊を寄せ付けない8つの対策と、かゆみ軽減の10の方法のまとめ
家の近くに水たまりがあれば、ボウフラがいる可能性があるので要注意です。
蚊に刺されたら、熱を与えたり、冷やしたり、はちみつ塗ったり、
いろいろ試してみましょう。