【夜泣き、寝つきが悪い、うなされる】対処法は〇〇!
2022/06/05
乳児期前半の赤ちゃんには睡眠の癖がある
生後2ヶ月頃の赤ちゃんには、睡眠のリズムができ、昼と夜の区別がだんだんつくようになっていきます。しかしまだ夜中に何度か目覚めるのが普通ですし、昼間も寝たい時には寝てしまうといった生活です。これを防ぐには、朝になったら着替えをさせたり、夜には寝間着に着替えさせるのというけじめをつけて、昼夜の区別を付けやすくしましょう。赤ちゃんによっては睡眠の癖が色々あります。抱っこされないと寝ない子や、寝る前に大泣きしてぐずる子、夜間に何度も目覚める子などです。赤ちゃんの眠りに癖が強いと、母親は楽に育児ができませんが、この頃の赤ちゃんは生理的な欲求が優先されて生きているので、母親の方が赤ちゃんの睡眠のパターンに慣れて合わせて行くようにしましょう。赤ちゃんは自分が寝たい時に上手に眠りをサポートしてくれる母親の存在が愛しく思え、母親との愛着の絆も深まります。またこの頃の赤ちゃんは環境の変化にも敏感で、旅先だと興奮して眠れないとか、昼間に多くの人と接すると夜に興奮して寝つきが悪いなどということが見られます。寝ぐずりの原因を分析して、最初からそれを取り除く努力をしましょう。
夜泣きが頻繁に見られる乳児期後半
それまでは、眠い時は誰が抱いても、誰がミルクを飲ませても眠っていた赤ちゃんですが、だんだん母親でなければ駄目になるのがこの時期です。母親とそうでない人の区別が付き始めるからです。また夜泣きが頻繁に見られるのもこのころで、母親は覚悟して付き合うしかないでしょう。しかし母親が一人で頑張っていると、どこかで無理が生じて母親が寝込んだり、イライラを赤ちゃんに向けてしまうと良くありません。そうならないためには、赤ちゃんが昼寝している間に睡眠不足を補ったり、家事を手抜きする、また父親やおばあちゃんなど家族や友達の手を借りて休憩をとるなど工夫が必要です。
この頃は昼寝が午前と午後に1回ずつになるなどの眠りのパターンが決まってきます。昼間は散歩に連れ出して一緒に遊んだりして、適度な刺激を与えると心地よい疲れが起こり、夜によく眠るようになります。ハイハイやつかまり立ちができるようになったらどんどんさせて、昼間の運動が夜の睡眠に繋がるようにしましょう。父親の帰宅を待って入浴させる家庭では、父親の帰宅時間がバラバラなので入浴の時間もそれに伴って不規則になってしまう場合があります。父親が残業の日は、その時間に合わせて赤ちゃんを夜中に起こすという家庭もあるそうですが、赤ちゃんの睡眠のリズムを妨げないために、できれば母親が一緒に風呂に入れてあげましょう。自分一人では入れられない母親の場合は、睡眠を優先させて無理に入浴させる必要はありません。
両親が自営業だったり、夜型の仕事である場合は、子供の生活も夜型になりがちですが、乳児期の極端な夜型の生活パターンは睡眠のリズムを変えがちなので、できるだけ昼夜の区別が自然に付けられる生活パターンにしていきましょう。
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一歳過ぎから昼寝と睡眠のリズムについて工夫をする
一歳を過ぎると徐々に昼寝が一回に減り、早い子では2歳くらいで昼寝をしなくなります。昼間に子供が寝ていてくれた方がありがたいということで昼寝を長くさせると、夜に眠らずに困ることになります。だんだん昼寝をしなくなる移行期には、夜を待たずに夕方寝てしまうことがありますが、そういう場合は夕食や入浴は早めに済ませて、夕方に寝ないで済む工夫をしましょう。
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幼児期の睡眠のトラブルである悪夢や夜驚(やきょう)症
幼児期には、夜突然うなされたり、「イヤー」などと寝言を言ったり泣き出すことがあります。昼間怖い体験をしたかどうかや、家庭や幼稚園や保育園にストレス要因がないかを調べて、出来るだけ取り除きましょう。例えば友達にいじめられたり、幼稚園や保育園にいやいや行っている、発表会が気になる、兄弟が生まれた、両親が不仲であるなどが該当します。幼児期にみられる睡眠障害には、悪夢で不安や恐怖を伴う夢を見て目覚め、夢の内容をよく覚えていて語ることができるものがあります。また夜驚症と言って、激しい発汗を伴って極度の恐怖の叫びをあげて飛び起きるけれど、覚えていないというのもあります。これには起き上がって歩き回ったり、外に出ようとする行動も見られます。このような症状は思春期になれば自然になくなっていきますが、心配ならば小児科医に相談してみることをお勧めします。