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中丸雄一が7年越しの夢を叶え漫画家デビュー!自宅待機中の4コマ漫画が自信に

音楽界から漫画界への壮大な挑戦が幕を開けた。日本の人気アイドルグループ「KAT―TUN」の中丸雄一(39)が、異例の道を開拓した。漫画家デビューという新たな冒険に舵を切った彼は、「月刊アフタヌーン8月号」(講談社)でその実力を披露した。7年越しの夢を叶えたこの快挙は、アイドルとしての名声を超えた「執念」によるものだ。

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彼の創造力の源は、幼い頃の夢。家族からの賞賛を得るため、彼は絵を描くことに喜びを見いだした。一方、漫画「ドラゴンボール」の作者、鳥山明さんに心酔し、漫画家を目指すようになる。しかし、その夢はジャニーズ事務所への入所とともに遠ざかる。

アイドルとしての彼のキャリアは絵との接点を与えた。グループデビュー後、テレビ番組でTシャツデザインを担当したり、アイドル雑誌で絵本やイラスト制作の基礎を学ぶコーナーを担当したりと、絵を描く機会が増える。一方で、7年前にドラマ出演を通じて知り合った漫画家の東村アキコさんから漫画家を目指すよう提案され、再び漫画への道が見える。

中丸さんの熱意は2020年のコロナ禍で発揮され、自宅待機をテーマにした4コマ漫画をSNSに投稿。感染予防に賛同する多くの反響があり、彼は新たな可能性を感じる。その後、自作漫画を手に事務所に持ち込み、講談社の編集者とつながる機会を得た。ここから約3年の準備期間を経て、遂に漫画家デビューを果たした。

彼の初作品「山田君のざわめく時間」は、日常生活に「ざわつき」を感じる主人公・山田雄一の生活を描く。作品には彼の実体験やジャニーズのタレントとしての経験が生かされ、彼の視点が具現化されている

「山田君のざわめく時間」では、山田君のマッサージ店での心の葛藤がユーモラスに描かれ、読者にほっこりとした感覚を与える。作品は、中丸さんがかつて体験し、「どうにかならないかと思っていた」という出来事を取り上げている。一方、ジャニーズのタレントとしての経験も生かしており、「ジャニーズのタレントしか知らない話などアドバンテージは使っていきたい」と語っている。

彼は、ペン先の太さや人物描写の立体感など、微細な部分にまでこだわりを見せる。それらの試行錯誤を繰り返しながら、作品を作り上げている。また、漫画家の先輩からのアドバイスを元に、ペン先の太さを1.5ミリから0.7ミリに変更したことを語っている。「強弱を意識しながら細かい線を重ねて、表現をうまく出す。その一方で、それが時間をかける要因にもなる」と彼は述べ、漫画への情熱が伝わってくる。

このようにして、アイドルから漫画家へとステージを変えた中丸雄一さん。その才能と情熱は、彼が持つ無限の可能性を示している。既に音楽界で確固たる地位を築いている彼が、今度は漫画界で新たな足跡を残すことに期待が高まる。

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