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雑学

ゆとり社員にとってのカーナビ。「はあ?ナビなんて付いてねーよ!」 「テレビは付いてるけどな。」

昔、私が勤めていた会社での出来事を振り返ってみましょう。

ある日、私たちが特定の得意先に納品した部品に問題が発生しました。このトラブルに対処するため、部長の指示で翌日、検査のために出向くことになりました。

しかし、私は稀に見る不幸なことに、前日に他の用事が入ってしまったため、当日の準備を余儀なくされました。社用車の手配、検品内容書類、検査基準書、地図など、必要なものを前もって用意しました。

さらに、私は課内から行ってもらう社員を2人選出しました。彼らは県外での作業で、その土地には詳しくなかったため、ナビが装備されていても、迷わないように細かい地図を用意しました。

地図には右左折すべき信号の名前や、信号間の大体の距離など、細かい情報を調べて記入しておきました。

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そして、検査の当日がやってきました。出勤の支度を整えていると、携帯電話が鳴りました。驚きましたが、まだ指定の時間までには余裕があると思い、電話に出てみました。

相手の声が聞こえました。「あのさぁ、間に合いそうにないんだけど。」

私は驚きました。「えぇ?何故?それはマズイよ!」

相手は答えました。「だってさぁ、ナビもねえのに無理だって。完全に迷子なんだけど。」

私は困惑しました。なぜナビがないのか不思議でした。「はあ?ナビなんて付いてねーよ!」

相手は言いました。「テレビは付いてるけどな。」

私は大いに驚きました。テレビだけが装備されているとは、非常に珍しい状況でした。普通、車にはナビがあるものですよね?

その後、社用車が夜中に車上荒らしに遭い、ナビが盗まれたことを聞いて、なるほどと納得しました。「そ、それがナビやん…」

確かにテレビの音が聞こえ、テレビ機能はあるようでした。しかし、ナビ機能がないのは非常に奇妙で、社用車にテレビだけが装備される理由が理解できませんでした。

出社して部長に報告しました。「どうだ?あの二人は到着したのか?」と部長に尋ねられました。

私は答えました。「迷子です。ナビをテレビと勘違いして、その上、使い方が分からん!だそうです。」

部長は激怒しました(笑)。「阿呆かぁ!それなら地図はどうした!」

私は答えました。「地図の見方までは電話で説明するのは難しいので、かくなる上は、吉報を待ったほうが早いと思いますよ。」

一同は落胆しました(-_-;)。ちなみに、最終的には何とか間に合ったようですが、かなりドタバタな一日でした。

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