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雑学

頬骨が痛いのや、頭痛の原因は鼻!?癌の可能性もあり

https://www.sakamotojibika.com/sinusitis/chiryou.html

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あなたは頭が痛くなったり、頬や目の周辺が痛くなったことはありませんか?それは実は、副鼻腔と呼ばれる空洞に炎症や腫瘍ができることで起こっているのかもしれません 。頭痛や頬の痛みが鼻と関係あるなんて驚きですね。副鼻腔炎や癌であるかどうかはCTを撮っての診察が必要です。

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副鼻腔炎

風邪を引いた時、すぐに治ると思っていたのに、ドロドロした鼻水が出てきてなかなか治らない、なんて事ありませんか?風邪だと思っているその症状は、実は副鼻腔炎かもしれません。俗称では蓄膿症と呼ばれますが、副鼻腔炎が正式名称です。 風邪を引くと発熱や咳が出ますが、それによって体力が減ると、風邪のウイルスとは違う細菌によって二次感染である副鼻腔炎を起こす可能性があります。
副鼻腔は、おでこや頬や目の辺りに合計8つあります。専門用語では「上顎洞(じょうがくどう)」や「篩骨洞(しこつどう)」などと言います 。副鼻腔に炎症などが起きると、その部分が痛むため、おでこや頬や目の周りが痛くなるのです。副鼻腔の働きは、その部分を覆っている繊毛によります。繊毛は、ほこりやウイルスを外に押し出す働きをしますが、鼻水が溜まると繊毛が働きづらくなり、ほこりやウイルスを排出できません。また鼻水によって小さな副鼻腔の入り口が詰まると、副鼻腔内で膿が溜まってしまい、名前の通り蓄膿症になってしまいます。

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副鼻腔炎は早期発見が大事で、薬を飲んで適切に治療すれば完治しやすいですが、慢性化して長引く副鼻腔炎は厄介です。副鼻腔炎の定義として、急性副鼻腔炎は1ヶ月以内で治るもので、慢性副鼻腔炎は 3ヶ月以上長引くものを言います。慢性副鼻腔炎になると「鼻茸(はなたけ)」と呼ばれる鼻腔内のポリープができることがあります。 慢性副鼻腔炎は急性副鼻腔炎とは別の抗菌薬を飲むことで治しますが、それでも治らない場合は、全身麻酔で鼻の両方を手術して、入院を一週間ぐらいするという処置になります。また副鼻腔炎が重度になると、複視と呼ばれる対象物が二重に見える状態や、失明、髄膜炎や脳の中に膿が溜まったりすることがあります。気分が悪く食事が喉を通らないことや、首が曲がりにくいなどの症状が出た場合はすぐに病院で診察しましょう。

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現在では抗菌薬の発達により、慢性副鼻腔炎は減ってきている状態ですが、その代わりに好酸球性副鼻腔炎が増えてきています。好酸球性副鼻腔炎は、治療や手術をしても再発を繰り返してしまう難病に指定されています。好酸球とは白血球の一つの種類ですが、好酸球が活発になることでアレルギー反応が出てしまうのが原因と言われています 。アレルギーと言っても花粉症との関わりは低いと見られていますが、喘息とのかかわりは深いとされています。喘息では、昔はステロイドの内服が主な治療でしたが、その後ステロイドの吸入へ代わっていくにつれ、好酸球性副鼻腔炎が増えたのです。ステロイドの吸入では、喉に薬は行き渡りますが、鼻へは薬が届かないため、ステロイドの内服で抑制されていた好酸球性副鼻腔炎が台頭し始めたのです。好酸球性副鼻腔炎の治療法としては、ステロイドの内服が推奨されていますが、それでも治らない時は大学病院などで手術をすることになります。大学病院での好酸球性副鼻腔炎の手術の割合は、副鼻腔炎全体の2/3にも達するほど多いのが現状です。

 

副鼻腔炎は意外にも虫歯との関連性もあります。歯の根元である歯根が、副鼻腔の一つの上顎洞の近くまで達しているため、虫歯や歯周病を起こすと、その炎症が上顎洞に達して歯性上顎洞炎という副鼻腔炎を引き起こします。虫歯や歯周病以外にも、インプラントによって発症することもあります。このような症状が出たら、歯根の治療やインプラントの除去が進められますが、それが難しい場合は上顎洞の手術をせざるを得ません。

 

副鼻腔炎の症状としては、以下の症状が挙げられます。風邪が長引いて鼻水や鼻づまりが治らないことや、濁ったドロドロの鼻水が出る、頬や目の奥あたりやおでこが痛い、発熱がある、嗅覚に異常が出るなどです。

 

副鼻腔炎にならないためには風邪をひかないことが重要です。風邪から副鼻腔炎に移行することが多いので、バランスのとれた食事や規則正しい生活で風邪を予防しましょう。副鼻腔炎の治療のために病院に来院する人の多くは、仕事が忙しい為に、風邪を引いても十分な休養や睡眠を取っていない人が多いです。風邪にかかったらしっかりと治療することを大事にして下さい。風邪を引いた時にはお酒を飲まないのは常識ですが、これは鼻づまりを予防するという意味もあります。お酒を飲むと血行がよくなり鼻づまりが悪化するため、副鼻腔炎になりやすくなってしまうのです。 鼻洗浄は、副鼻腔炎にかかっていない人でも、風邪の予防や花粉症対策になるのでおすすめです。鼻洗浄は好酸球性副鼻腔炎の人に対してすると、再発が防げることが分かっています。 副鼻腔炎で鼻づまりがひどい時には、市販の点鼻薬を使ってしまいがちですが、実は市販の点鼻薬は、血管を収縮させて鼻づまりを解消する即効性には優れていますが、使っているうちに鼻の粘膜が腫れてくるという副作用がある場合があります。これは薬剤性鼻炎と呼ばれる症状で逆効果なので、市販の点鼻薬を使う場合は、鼻が詰まってどうしても寝付けないなどの緊急の場合のみにしましょう。

 

上顎癌

副鼻腔の一つで上顎洞と呼ばれる部位にできる癌があります。この癌は、初期の段階では鼻水や鼻づまりや頬の違和感などの症状で、慢性副鼻腔炎と見分けがつきません。しかし上顎癌が進行すると、鼻血や頬や歯茎の腫れや痺れが起こるため、耳鼻咽喉科での診断をお勧めします。慢性副鼻腔炎から上顎癌へ移行する場合もあり、 日本では年間およそ1000人がかかり、特に五十歳以上の男性に多いといわれています。早期発見が大事な病気なので、CT による検査で骨破壊があるかどうか確認し、該当する場合は専門の病院での治療をお勧めします。

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