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雑学

爪の生え際がかゆい原因4選!重症の場合は手術も必要?

2022/06/20

爪の生え際がかゆいという人は多いと思います。原因としては色々ありますが、水虫や爪の食い込みなどが原因の場合もあれば、あまり聞いたことがない病気の可能性もあります。今回は爪の生え際のかゆみの原因となる4つの病気について解説します。

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 カンジダ性慢性爪郭炎

カンジダ性慢性爪郭炎は、指の爪の根元が赤く腫れて、爪がでこぼこになってしまう病気です。この病気は水を扱う仕事の人が発症しやすい病気です。爪の間にカビの一種であるカンジダや、その他の細菌が入り込んで起きます。カンジダは湿度が高い場所が好きなので、水仕事が多い人は完治が難しくなります。また食品をカンジダ性慢性爪郭炎の指で触ると、細菌を食品につけてしまうことになるので、食品を扱う仕事に就くことも難しいです。自宅で自炊する場合でも、調理した後に食べるまでの時間が長い場合は、細菌が増殖して食中毒の原因になってしまいます。この病気の治療法としては、水仕事を終えた後は手をしっかりと乾燥させることが重要になってきます。薬としては、イトラコナゾールの内服薬と、抗カンジダ薬を爪の間に塗ることで、およそ6ヶ月ぐらいで治ると言われています。

 

爪周囲炎

爪周囲炎は、爪の周囲が痛んだり、赤くなったり、腫れたり、また進行すると膿が溜まる病気です。ズキズキする痛みのせいで眠れないこともあります。 爪周囲炎は、ささくれや深爪、マニキュア、爪を噛む癖などが原因となって化膿菌が患部に侵入して起こります。そしてその後、爪の根元に向かって化膿が進んでいきます。診断としては、爪の周辺を観察し、膿が溜まって黄色くなっていないかなどを見ます。 初期症状の場合には、抗生物質の化膿止めを飲み、冷湿布を貼り治療します。膿が溜まっている場合は、メスで切開して膿を出します。爪が食い込んでいる場合は食い込んでいる爪を切除してしまいます。

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水虫

水虫またはタムシは、どちらも白癬(はくせん)という皮膚病の俗称であり、白癬菌というカビが原因です。足の場合は水虫といい、体の場合はタムシと言います。白癬菌は皮膚の最も外側の角質層に侵入して、角質層の主成分であるケラチンというタンパク質を栄養にして増殖していきます。白癬菌はカビなので、高温多湿の環境を好み、湿度70%以上、温度15°以上の条件が必要です。そのため梅雨時期から夏にかけて、この症状に悩まされる人が増えます。また体の中で最も高温多湿な場所は、靴下や靴につつまれる足となるので、水虫になる人が多いのです。日本人の4人に一人が水虫にかかっていると言われ、男女比で言えば男性の方がやや多いです。

 

陥入爪(かんにゅうそう)

陥入爪は、爪が曲がりその周囲が赤く腫れ、痛む病気です。部分的にイボ状に盛り上がることがあり、膿などが出てきます。 主な原因としては、窮屈な靴を履いたり、歩くときのバランスが悪く爪に偏った圧力が加わることで、爪が変形して行きます。爪が正しく伸びることができず、周囲の皮膚に食い込んでいくのです。治療法としては、変形した爪が周囲の皮膚に食い込まないように、テープで固定して爪と周囲の皮膚の間に隙間ができるようにします。爪の下に綿を詰めたり、人工の爪をつけて爪が正しく伸びるようにサポートします。また爪の変形を治すための矯正術も行います。爪の盛り上がりの治療に対しては凍結療法や電気焼灼術を行います。

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