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「写り込んでしまった不可解な“何か”についての責任は一切負いません。」博物館の怖い『写真撮影可』

「遠野市立博物館」(岩手県遠野市)が現在開催中の特別展『遠野物語と呪術』に掲示された、「写り込んでしまった不可解な“何か”についての責任は、当館では一切負いません。」という注意書きに、背筋がゾワッとするほどの恐怖を感じる人々が続出し、SNS上で話題になっています。この注意書きは、「写真撮影可」という許可が出ているにも関わらず、何か奇妙な現象が写り込んでしまった場合に、博物館がその責任を負わないことを示すものです。その独特なデザイン、お札のような風貌から、「面コーナーにカメラを向けると顔認証がブワッと大量に現れてビビった(冷静に考えればそうなるんだけど)www」などのコメントがSNSで盛り上がっています。

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遠野は、民俗学者・柳田國男が「座敷わらし」や「かっぱ」など、数多くの不思議な伝説を『遠野物語』に記録した土地として知られており、その不可思議な伝承が豊富に残っています。特別展『遠野物語と呪術』は、オカルト愛好者だけでなく、民俗学に興味を持つ人々の間でも話題となり、図録やグッズは何度も完売と再販を繰り返すほどの人気を博しています。「常設も特別展もめっちゃ良かった」「図録売り切れてて悲しかったな」といったコメントや、行ったことがないけれど興味津々な人々の声がSNSに投稿され、博物館のスタッフも「過去イチの人気ぶりかも?」と感じているほどです。

遠野市立博物館の学芸員によれば、この「写真撮影可」の貼り紙は、博物館で展示物の写真撮影が許可されたことを明示するために掲示されたもので、特別展のテーマに合わせて毎回デザインが変わるとのこと。そして、特別展が呪術に関するものであるからこそ、お札のデザインが採用されたと語っています。現時点では奇妙な現象についての報告はなく、安心して展示物を楽しむことができます。

特別展『遠野物語と呪術』は大変好評で、特に図録が大ヒットとなっています。図録は合計2000部が完売し、会期中に売り切れるのは初めてのことで、博物館スタッフは購入希望者全員にお渡しできなかったことをお詫びしています。通常、図録は夏の特別展の際に発刊されますが、今回の特別展が大きな人気を博したため、次回の夏の特別展でも図録が発行される予定です。

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特別展『遠野物語と呪術』が終了すると、常設展に戻り、『遠野物語』と遠野の民俗に焦点を当てた展示になりますが、オシラサマや山伏資料、山の信仰資料、『遠野物語』に関する資料などが引き続き展示される予定です。

将来的には呪術に関する特別展は予定されていないものの、『遠野物語』と遠野の民俗に関連する特別展は毎年開催される予定で、民間信仰や呪術に関する資料も展示される可能性があります。また、11月には『異界と境の神(仮)』に関する展示も予定されています。

遠野の美しい秋と共に、特別展『遠野物語と呪術』をお楽しみいただきたいと思います。ただし、何か不可解な事象が起きても、博物館はその責任を負わないことを予めご了承ください。

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