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「職業」の違い

【理容室と美容室の違いとは?】理容師はカミソリを使える!

2022/06/08

皆さんは髪を切りにいく場合、

美容室と理容院のどちらを選びますか?

 

この2つはどちらも髪を切ってくれるところですが、

具体的にどんな違いがあるのでしょう。

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美容室と理容室の違いとは?

どちらも髪を切るのは同じですが、

その目的が違います。

美容師は「容姿を美しくする」ことが目的であり、

理容師は「容姿を整える」が目的です。

 

まず美容師は散髪の他に、

パーマネントウエーブ、結髪、カラーリング(髪染め)、

さらには化粧、着物の着付け、ネイルなどをやってくれます。

美に関わること全般が美容師の仕事です。

 

一方の理容師は、

頭髪の刈込、顔そりなどです。

髪だけでなく、

美容師と違ってカミソリを使えます。

カットやシャンプーが終わった後、

リクエストすれば髭や眉を剃って整えてくれます。

美容師は髭剃りや顔そりはできません

 

このカミソリを使うか、使わないかが

美容師と理容師の一番の違いです。

 

このカミソリの使用に関しては、

キッチリと法律(美容師法や理容師法)で、

定められています。

ただし、現在は美容師でも、

化粧の1つとして必要なら、軽い顔剃りを行えます。

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理容師は女性のパーマ、美容師は男性のカットが禁止!

美容師法や理容師法によると、

理容師は女性にパーマをかけることが出来ず

美容師は男性のカットが出来ません

 

ちょっとややこしいところですが、

理容師は女性客のパーマは禁止ですが、

男性客のパーマは可能ですし、

カットは性別に関係なく行えます。

美容師は男性客のカットだけは禁止ですが、

パーマはどちらにも出来ます。

 

なぜこのような違いがあるのかというと、

もともと昔は美容師も理容師も、

業務内容に制限はありませんでした。

 

ある時、理容室がオリジナルのパーマを開発し、

それが女性客にウケて人気が出ました

その状況を見た美容師側が、

理容師のパーマ禁止を訴えます。

 

理容師の反論の末、

厚労省が双方の業務内容を定義し、

業務内容を明確に分ける事が決まりました。

 

理容師が女性にパーマをかけられないのは、

こういった経緯によるものです。

 

また、理容師は幕末時代の、

断髪令がしかれた頃からあります。

これ以前は髪を切るといえば男性が主で、

女性は髪を結うのが一般的でした。

(さすがに女性も伸びすぎれば切っていましたが)

 

こうした風習が長かったので、

カットといえば理容師というイメージがつきました。

美容師が男性のカットを行えないのは、

これが理由です。

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現在はどちらでも同じサービスが受けられる?

上記の違いは法律で定められており、

違反すると30万円以下の罰金を課せられます。

客にも支払い責任が発生しうるのが怖いところです。

 

しかし最近では、理容院ではアイロンパーマを開発しており、

女性もパーマを受けることが出来ます。

美容院ではうぶ毛トリマーが開発され、

顔そりに似たサービスを受けることが出来ます。

 

法律も『必要ならばやっても良い』と改正されており、

どちらに行ってもほとんど同じです。

現在では理容院と美容室の違いはなくなりつつあります。

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理容室と美容室の違いとは?どちらに行くのが良い?のまとめ

理容院はカットの専門家で、

美容師はデザインの専門家です。

 

現在はどちらも似たような技術を持っているので、

どちらに行っても良いでしょう。

 

どちらがより上手という垣根もほとんどないので、

自分の気に入るお店を探すのが大切です。

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