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雑学

家の中では熱中症よりも凍死の方が多い!コタツの中やタンスの中で裸で凍死するのはなぜ?

冬季における低体温症(凍死)に関する注意喚起が行われています。以下に、主なポイントと注意事項をまとめます。

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  1. 低体温症の危険性: 熱中症よりも低体温症による死亡者が多いことが強調されています。特に高齢者や病気を抱えている人は、注意が必要とされています。
  2. 事例の紹介: 大阪在住の60代女性が家の中で凍死した事例が挙げられており、その原因や背景として、「糖尿病の方はインスリンを打つことで血糖値をコントロールしますが、インスリンを打たない状況があると高血糖になって意識がなくなります。室内で倒れて動けなくなり、低い室温で寒さのために体の熱が奪われて凍死するのです」と説明されています。糖尿病患者は特に注意が必要とされています。
  3. 低体温症の症状: 低体温症は深部体温が35度以下の状態であり、重症化すると凍死する可能性があることが述べられています。
  4. 発症地域と年齢層: 低体温症は高齢者に多い傾向があり、日本全体で発生していることが報告されています。特に北海道や東北地方だけでなく、関西や九州でも多くの症例が報告されていることが指摘されています。
  5. 予防策: 低体温症を防ぐためには、適切に暖房器具を使用し、室温を18度以上に保つことが重要とされています。高齢者や特に病気を抱えた人は、室温の意識を持つことが強調されています。
  6. アルコールとの関連: 寒さやアルコールによって酩酊状態に陥り、凍死するケースもあるため、注意が呼びかけられています。
  7. 注意喚起と統計: 凍死は特殊な事例だと思われがちだが、実際には家の中での発生が多いことが認識されるべきだと述べられています。毎年1,000人前後が凍死しており、高齢化社会の中で特にひとり暮らしの高齢者への周囲のサポートが必要とされています。

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極寒なのに服を脱ぐ最期

「矛盾脱衣」という言葉をご存じでしょうか?極寒の寒さの中、なぜか自ら服を脱いで凍死している人が結構いるのです。まず、極寒の環境下では、人間は体温を保てなくなり、数十分から数時間で凍死する可能性があります。体温が35℃を下回ると、低体温症が進行し、最終的には死に至ります。しかし、死の間際になると、寒冷感覚とは逆に暑さを感じ、身体が燃えるような錯覚に陥り、服を脱ぐ現象が「矛盾脱衣」と呼ばれています。遭難者の中には、雪山なのに服を脱ぐ人もいます。

メカニズムとしては、体温が下がると、恒温動物である人間は逆に体温を上げようとします。極寒の環境下では、体温調節の際に内部から発せられる熱と外部の気温との差により、暑いとの錯覚が生じ、服を脱いでしまうと説明されています。この現象に関する仮説として、アドレナリン酸化物による幻覚や体温調節中枢の麻痺による異常な代謝が挙げられていますが、完全には解明されていない状況です。遺体で発見されることが多く、当時の状況が把握しきれないことが解明の障害となっています。矛盾脱衣に陥った人は遺体で発見されることが多く、そのため当時の状況が不明確で捜査が難しくなると指摘されています。また、タンスの中やコタツの中などの狭い空間に潜り込んだ状態で発見されることがあり、捜査員も戸惑うことがあるようです。

総じて、矛盾脱衣は未解明の点が多く、その背後にある生理学的なメカニズムや心理学的な要因についての理解が進んでいません。

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凍死は痛いのか?

痛い死に方の代表例としては、くも膜下出血、心筋梗塞、大動脈解離などが挙げられます。これらの病気は突然発症し、激痛が伴い、死に至ることがあります。ただし、もっと痛い死に方があり、それはすい臓がんや胆管がんです。これらは神経に浸潤しやすい性質を持っており、転移が神経叢や脊椎内に広がることがあるため、腰や背中の強い痛みが生じます。特に骨に転移が起こると、痛みが激痛へと変わります。がんが骨に浸潤すると、体の動きだけで絶叫するほどの激しい痛みが生じ、骨折も発生することがあり、これががんによる最も強い痛みの一つとされています。

一方で、凍死は痛くない死に方とされ、体温が奪われると眠くなり、感覚が鈍くなると説明されます。体が冷え切ると痛みを感じなくなり、眠たくなる傾向があります。凍死では感覚が奪われ、凍傷になっても感覚がありません。意識がもうろうとした中で死んでいくのです。

 

魚も凍死する

実は魚も凍死する事があります。台湾・嘉義県では、養殖場で飼育されているサバヒー(虱目魚)が、連日の低温により相次いで凍死していると報告されました。嘉義県政府農業処は、漁業従事者の損失を最小限にとどめるために、加工業者と連携した緊急の対応策を始動しています。張建成漁業科長は、漁業従事者が凍死や仮死状態のサバヒーを加工工場に送れる仕組みを確立して、凍死したサバヒーを無駄にしない取り組みができると明かしました。22日から23日にかけて加工工場に届けられた凍死したサバヒーは約2700キロに上ると報告されています。張氏は実際に凍死したサバヒーはさらに多い可能性があると指摘しており、中央気象署が再度の寒気団の南下を予報していることを受け、漁業従事者らに対して養殖施設の防寒対策の強化を呼びかけています。

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