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雑学

ヴィレッジヴァンガードがコラボを放置。業績悪化でサブカルブームは終焉か?

ヴィレッジヴァンガード(名古屋市名東区)がクリエーターとのコラボグッズ制作の進行中に連絡が途絶え、商品化が頓挫したと糾弾された事案について、ヴィレッジヴァンガードが2023年12月22日に公式サイトで謝罪文を掲載したことが明らかになりました。クリエーターたちが会社側との連絡が取れなくなったと訴え、その後、他のクリエーターからも同様の声が寄せられていたようです。

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公式サイトの謝罪文では、「企画進行が頓挫し、商品化できていない案件が複数ある」と述べ、これにより多くのクリエーターが影響を受けていることが示唆されています。また、同文中で「管理を徹底してまいりますので、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます」「ご迷惑をお掛けした関係者の皆様にこの場をお借りして、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、今後の改善策に取り組む姿勢を表明しています。

発端の投稿者は、ヴィレッジヴァンガードから正式な謝罪があったことを受けて、21日に発表内容を削除し、ヴィレッジヴァンガードに対して体制の改善を要望したと報じられています。

この問題は、企業とクリエーターの信頼関係に影響を与える可能性があり、今後の進展が注視されます。ヴィレッジヴァンガードは今後、クリエーターとの連絡や進行において改善を図り、信頼を回復することが期待されます。

 

業績の低迷が続く

株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーションが「遊べる本屋」をコンセプトにするものの、業績が冴えない状況が続いています。以下に、主な要点と課題を整理します。

  1. 業績の低迷: コロナ禍からの立ち直り努力が見られつつも、売上高の伸び悩みが続いています。2022年5月期の売上高が267億5800万円となり、最盛期の6割程度まで縮小しました。
  2. 店舗の縮小と収益性回復の一時成功: 2017年5月期には、収益性の低かった子会社チチカカを売却し、その後一時的に収益性回復に成功しました。しかし、大量出店によりブランドが陳腐化し、店舗数は徐々に減少。2022年5月期時点で318店舗まで縮小しています。
  3. 1店舗当たりの売上高の減少: 1店舗当たりの売上高も縮小しており、2016年5月期から2022年5月期までに1割減少しています。これは、店舗の集客力が低下していることを示唆しています。
  4. オンライン販売の増加: オンライン販売には力を入れており、2022年5月期4Qでは14億7500万円となり、構成比率も5.3%まで上昇しました。しかし、2023年5月期2Qでは4億6700万円で3.8%まで下がり、コロナ禍の影響が見られます。
  5. エンタメ空間の創造とオンラインの課題: ヴィレッジヴァンガードの強みは店舗がエンターテイメント空間として機能することであり、これがオンラインでは再現しづらい課題があります。オンラインでは店舗で感じられるワクワク感を提供する難しさがあります。
  6. 再びサブカルブームをけん引できるか: VTuberやYouTuber、アニメとのコラボレーションに注力していますが、中長期的に減収が続くと慢性的な赤字に陥る可能性があります。経営陣の変更や、店舗の在り方の見直しが必要かもしれません。

ヴィレッジヴァンガードはサブカルチャーを軸に据えたブランドであり、文化のけん引役としての役割を果たす必要があります。競争激化や消費者の嗜好の変化に対応し、ブランド価値を再評価するための戦略的な改革が求められるでしょう。

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優良な株主優待銘柄

元プロ棋士で株主優待名人の桐谷広人さんによれば、日本株の市場が2018年の年末に急落して以降、配当+株主優待利回りの高い銘柄を見つけやすい相場環境にあるとされています。下記で、ヴィレッジヴァンガードの株主優待を見てみましょう。

11月末に権利確定し、配当+株主優待利回りが11.32%であるとされる銘柄は「ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)」です。ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは書店や飲食店を展開しており、株主優待として「買物割引券」が提供されています。桐谷さんはこの優待券を活用して、会社四季報や漫画などを購入していると述べています。株主優待券は2000円ごとに1枚使用でき、購買時には2000円の倍数に合わせるため、端数はお菓子を購入して調整しているそうです。

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