【リャマ(ラマ)とアルパカの違い?】アルパカが毛を刈ると悲壮感漂う姿に!?
2022/06/10
リャマとアルパカって、どちらもアンデス山脈に住んでいるイメージですが、
外見が良く似ていて見分けがつきにくいですよね。
実は、良く見れば分かる見分け方もありますし、
人間にとっての役割も両者では違うんですよね。
そこで今回は、リャマとアルパカの違いと、
アルパカが毛を刈った時の悲壮感漂う姿を紹介します。
リャマとは?
リャマは偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科に属する動物です。
偶蹄目とは、脚の指の数が二本もしくは四本で、
ひずめを持つ動物の事です。
偶蹄目には、牛やキリン、シカ、ラクダ、イノシシ、カバなどがいます。
ちなみに、奇蹄(きてい)目という種類の動物もいて、
こちらは脚の指の数が奇数になっています。
奇蹄目には、馬やサイ、バクがいます。
リャマの体高は1.2mで、体長は約2m、体重は70~140kgあります。
背中にコブのようなふくらみは無く、毛の色は白や茶色や黒など、
色々な色のリャマがいます。
住んでいる場所は、アンデスの山の中でも、
標高二千~四千メートルの高山地帯に住んでいます。
食べ物は、草や木の葉っぱ、コケなどを食べます。
リャマは一夫多妻制で、一頭のオスのリャマが
多くのメズのリャマと夫婦になります。
360日ほどの妊娠期間を経て生まれた子供は、
2~3年で大人になり、15~20年程生きます。
リャマは荷物の運搬役や、その毛が衣服に使われたりします。
リャマとアルパカでは、アルパカの方が上質な毛が取れます。
リャマの体は屈強で、自分の体重の3割ほどの荷物を
数十キロメートル運ぶ力があります。
性格は、警戒心が少なく、おとなしい性格で、人になつきやすいです。
リャマとアルパカでは、リャマの方が体が大きいです。
また耳の形が違って、リャマの耳はバナナの形をしていますが、
アルパカの耳は短く尖っています。
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アルパカとは?
アルパカの生息地は、アンデス山脈の3500~5000m程の高山地帯です。
家畜されている歴史が長く、紀元前3~4世紀には
すでに家畜化が始まっていたとされます。
リャマは体が大きく、荷物の運搬に使われますが、
アルパカは上質な毛の利用が盛んです。
アルパカの毛は、ウールの中でも最上質なものであり、
非常に高価なものとして取引されています。
アルパカの体は、リャマより少し小さく、長い毛を持っています。
毛の長さは40~60cmほどにもなり、刈り取らなければさらに伸び続けます。
リャマと同じく、アルパカも一夫多妻制です。
魅力的なオスは、5~10頭のメスを妻としています。
242~345日の妊娠期間を経て、7~9kgの子供を産みます。
メスの方が成熟するのが早く、1年程で成熟しますが、
オスの成熟には3年程かかります。
野生のアルパカの寿命は約5~10年で、
飼育されているアルパカの寿命は約15~20年です。
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アルパカが毛を刈ると悲壮感漂う姿に!?
アルパカの毛は上質なものとして扱われていますが、
毛を刈り取られたアルパカの姿をご存知ですか?
なんとも悲しげな姿になってしまうのです。
↑首に残った毛が気になります
↑毛を刈るビフォーとアフター
↑ちなみに毛を刈らないと大変なことに
リャマとアルパカの違い?アルパカが毛を刈ると悲壮感漂う姿に!?のまとめ
リャマは運搬用で、アルパカは毛を利用するという違いがありました。
耳にも違いがありましたね。
毛を刈り取ったアルパカの悲しげな姿は忘れ難いものがあります。