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「食べ物」の違い

【寿司と鮨と鮓の違いとは?】実は鮭とサーモンも違う!

2022/06/10

普段よく目にするのは、寿司という漢字ですが、鮨や鮓もたまに見かけますよね。

これらって、どういう違いがあるのでしょうか?

 

今回は、寿司と鮨と鮓の違いや、

鮭とサーモンの違いマグロの種類の違いについて解説します。

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寿司と鮨と鮓の違い

寿司について

寿司という漢字は当て字です。

 

「寿(ことぶき)」を「司(つかさ)」どるので、

とても縁起の良い、めでたい言葉です。

縁起かつぎの言葉である「寿詞(よごと)」に由来するとされています。

 

寿司という漢字の言葉は、江戸時代末期に作られました。

江戸っ子というのは、縁起を担ぐのが好きでした。

 

春から初夏にかけては初鰹を食べて、長生きを願ったり、

酉の市の熊手を買って、幸運をかき集めようとしたり、

伊勢参りは江戸の庶民にとって、一生に一度の楽しみと言われました。

 

そんな縁起を担ぐ江戸っ子が、寿司という

めでたい名前の食べ物があると聞かされれば、

思わず食べたくなっちゃいますよね。

 

そんな心理効果を狙って、寿司を多くの人に食べてもらおうと

考えられたのが、寿司という漢字なのです。

 

寿司とは、すべてのスシの総称です。

 

鮨について

握り鮨や押し鮨など、握ったり、型に入れて作られるスシのことです。

鮓以外のスシのことです。

中国で鮨とは、魚の塩辛を意味します。

 

鮓について

鮓は、魚介類に塩を加えて漬け込んで、自然発酵させた食べ物です。

その後、発酵を早めるために飯と一緒に漬けるようになりました。

なれずしやふなずしがあります。

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鮭とサーモンの違い

鱒(ます)には数多くの種類がいますが、

その中でも特に大きい種類を鮭と呼ぶようになったそうです。

鮭と鱒は同じ種類なのです。

 

鮭は、川で産卵した後、海へと下る海水魚です。

鮭には国産のものが多く、加熱して食べる事が多いです。

一般的にスーパーで売られている鮭は、シロザケという種類の鮭です。

弁当などに入っているのはシロザケなんですね。

 

一方、サーモンは正式名称をトラウトサーモンと言います。

トラウトとは鱒という意味です。

鮭は海水魚ですが、トラウトサーモンはニジマスと同じ淡水魚です。

お寿司でおなじみのサーモンは、鮭と違って生食できます。

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マグロの種類の違い

クロマグロ(本マグロ)は、マグロの王様と呼ばれています。

大間の本マグロは有名ですね。

毎年恒例の築地の初競りでは、1億5540万円の値を付けたこともあります。

 

クロマグロの体は大きく、全長3m、体重400kg以上にもなり、

最高時速100kmで泳ぎます。

肉質は脂が多く、マグロ中で最も深みのある味わいです。

 

ミナミマグロ(インドマグロ)は、全長2.2m、体重160kgほどで、

外見はクロマグロを小さくしたような感じです。

 

肉質は鉄分が豊富なため濃い赤色をしていて、

赤身とトロの区別がしやすいです。

トロの味わいは、甘みが強く、ねっとりとしています。

 

メバチマグロは、名前の通り、目がパッチリと大きいのが特徴です。

深い海を泳ぐので、目が大きくなったと言われています。

 

全長は2m、体重は150kg前後で、

肉質はクロマグロやミナミマグロに比べると脂質が少なくさっぱりしています。

 

キハダマグロは、肉質は脂質が少なく、あっさりして癖がありません。

脂質が少ないので、トロは取れないのですが、

刺身やステーキ、ツナ缶の原料として漁獲されています。

全長2m、体重170kgです。

 

最後にビンチョウマグロですが、加工品のツナとして食べられることが多いです。

最近では、ビントロという名前で、回転寿司で食べられるようになりました。

脂の多い時期は、食感がトロに近いと言われています。

全長1.4m、体重60kg以下と小型です。

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寿司と鮨と鮓の違いとは?実は鮭とサーモンって違うもの!のまとめ

良く見かける寿司という漢字は当て字だったんですね。

鮭とサーモンも全く違うものでした。

クロマグロを思いっきりたくさん食べてみたいですよね。

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