【ウインナーとソーセージの違いとは?】太いと名前が変わる!
2022/06/05
お弁当の定番おかずであるウインナー。このウインナーとソーセージの違いは分かりますか?
「ウインナー・ソーセージ」などともいわれますが、この2つはなにが違うのか。この記事ではウインナーとソーセージの違いを解説していきます。
目次
ウインナーとソーセージの違いは?
ウインナーとは、塩漬けにした肉に香辛料を混ぜて練り合わせ、羊の腸に詰めて燻製(またはボイル)したものをいいます。
この「羊の腸」というのがポイントです。ソーセージの中には牛や豚の腸を使うものもありますが、それは別の名前になります。使用する肉は豚肉と牛肉の2通りありますが、肉の種類にかかわらず、羊の腸を使っていればすべてウインナーとなります。
これに対し、ソーセージとは、塩漬け肉を練り合わせて調理したものの総称です。よってウインナーもソーセージの一種です。「ウインナーソーセージ」という呼び方もありますね。ウインナーはオーストリアのウイーンが発祥のソーセージです。作られた土地の名前にちなんでウインナーと名づけられたようです。
豚の腸を使ったソーセージはフランクフルトソーセージ、牛の腸を使えばボロニアソーセージになります。
また。ソーセージの名前はその太さも関係しています。太さが20mm未満のものを「ウインナー」と呼びます。フランクフルトソーセージは太さが20mm以上36mm未満、ボロニアソーセージは36mm以上です。
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ソーセージはいつ頃日本に伝わった?
ウインナーはお弁当のおかずとして人気ですね。ウインナーソーセージが日本に伝わった経緯については、複数の説があります。
3つ目はアメリカ式のソーセージが伝わったという説です。
明治43年、豚肉加工に関する講習会が開かれ、飯田吉英という人の製法が公開されました。
この飯田吉英は米国イリノイ州に留学して豚肉加工技術を学んだ人で、ソーセージの製法も身に付けていたようです。この講習会で公開された製法が日本中の技術者に伝わり、ソーセージが日本に広まったとされています。
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魚肉ソーセージと真っ赤なソーセージは日本オリジナル!
ソーセージと聞くと、魚肉ソーセージが思い浮かぶ人がいるかもしれません。実は魚肉ソーセージは海外には存在せず、完全に日本オリジナルのソーセージです。もともとは長期保存出来る魚肉食品を目指して作られたもので、海外のソーセージを参考に愛媛県の西南開発工業協同組合が開発しました。漁業が盛んな島国らしいソーセージといえますね。
また、タコさんウインナーに使われる赤いウインナーも日本で作られた物です。
昔はソーセージに良い材料を使うことが難しく、どうしても色合いが悪く見えるソーセージしか作れませんでした。そこで見た目を少しでも良くするため、赤色102号、コチニール色素などで表面を赤く着色したソーセージが開発されます。これがタコさんウインナーに使われる赤いソーセージです。
ウインナーとソーセージの違いは?太さと素材で名前が違う!のまとめ
ウインナーは羊の腸で作られた、太さが20mm未満のソーセージの事。ソーセージはひき肉を腸などに詰めた食品の総称です。ソーセージの太さと、どの動物の腸を使うかによって、名前がボロニアソーセージ、フランクフルトソーセージなどに変わります。
ウインナーとソーセージの違いを明確に知っている人はなかなか居ません。この分類を知っておけば、ソーセージ通になれるかもしれませんね。