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雑学

「無」の人間。スキゾイドパーソナリティ障害は生きるのがめんどくさい

昔から生きるのがめんどくさかったが、最近「スキゾイドパーソナリティ障害」という言葉を知り、まさに自分の症状にピタリと当てはまり驚いた。パーソナリティ障害は病気ではなく、あくまでそういう性格というとらえ方なので、治療すると言うよりは、自分の性格を知りうまく付き合っていく方法が取られる。今回はスキゾイドの特徴について、自分の症状も交えながら紹介する。

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人間関係がめんどくさい

スキゾイドの人は、人と顔を合わすのが面倒くさいと感じる。他の人が会話で盛り上がっていても、我関せずで、自分のやっていることにしか興味がない。他人と関わっても、喜びや楽しみがないのだ。だから、気を使って人と関わっても損だと考える。

 

僕自身は、そもそも人の感情が分からないというのも大きい。ドラマを見ていても、登場人物の感情が分からないので、話がちんぷんかんぷんになる(最近はましになってきた)。

 

こういうスキゾイドの人に、「人と交流することはいいことだ」とか「友達はたくさん作ろう」と言っても負担になるだけだ。なにせ、こちらは宇宙人か何かと話している気分なので、社交的な仮面をかぶらなければいけないし、それを維持するのはすごくエネルギーがいるのだ。

 

また、盛り上がることも怖い。なぜなら、一度盛り上がれば、次は絶対に盛り下がるからだ。そうならないためには絶えず盛り上げ続けなければいけないが、そんなことは疲れるに決まっている。だから、自分の周りで盛り上がりがあると、場所を移して逃げたり、なるべく見つからないように息をひそめて、その場をやり過ごす。

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頑張るのがめんどくさい

スキゾイドの人は、頑張るのもめんどくさい。何にも興味が無いので、頑張る対象がないのだ。仕事にも興味がないし、趣味という物もなく、ただ「無」の状態で日々を生きている。

 

学校に通っている時は、部活に入らなければいけないのが苦痛だった。部活に入るのは義務ではなかったが、周りはみんな入っていたし、なんとなく入らなければいけない空気だった。目立つことが嫌なので、仕方なく入った感じだ。

 

もちろん興味のない部活だから、すぐに幽霊部員になったが、顧問が「来年は部活続けるのか」と聞いてくるのも面倒だった。嫌々入らされた上に、何で叱られなければいけないのかという、身勝手な言い分を飲み込み、一言「やめます」とだけ言った。

 

喋るのも頑張るうちに入るので、喋るのもめんどくさい。なぜ喋らなければ理解してくれないのか、本気で疑問だった。テレパシーが使えれば楽なのに、生まれる時代がもっと後だったらと何度も考えた。小学生の時はほとんどしゃべらず、あだ名は「存在感なし男」だった。

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褒められるのもけなされるのも嫌

スキゾイドは、褒められても嫌だし、けなされても嫌がる。褒められたら、期待にこたえなければと負担になるし、実は人一倍敏感なメンタルなので、けなされたら大きく傷つく。つまりは、干渉されたくないのだ。

 

人と会話すると、相手が自分の中に入り込んでくる感覚になる。スキゾイドの類似症状にHSPがあるが、どちらも周りの環境に敏感すぎるのだ。ペースを崩されたくないので、人と関わることを避けていく。「ほっておかれる時に一番いいパフォーマンスを出す」が口癖だった。

 

社会に出て働く場合、スキゾイドは極力人と関わらない仕事を選びがちだ。倉庫作業やプログラマーなど、1人で黙々とできる仕事ならなんとかできる。

 

周りと協調して仕事を進めるなんて無理で、もし同僚が自分のミスで取引先に頭を下げなければならない場面に遭遇したら、途端に嫌になる。良心の呵責もあるが、「だからこんな仕事嫌だったんだ」とか「俺のミスがおおごとみたいになるじゃん」とか「あとでフォローしなきゃいけないのかな。めんどくさ」などと、子供のような言い訳などを考える。

 

スキゾイドは、自営業が向いており、パソコンなどを使って1人で完結する仕事があれば、それで食っていくのがいいだろう。

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恋愛がめんどくさい

スキゾイドは他者に共感できないので、人を好きになることがほとんどない家族を持ちたいとか、子供が欲しいと思う事もない。一生独身の人が多いのも特徴だ。

 

孤独を好むスキゾイドにとって、他者と深くかかわる恋愛は、ストレスの塊だ。論理的なことはわかるが、恋愛のような感情的なものは理解に苦しむ。表面上は理想の恋人を演じることができる人もいるかもしれないが、恋人と駅で別れた後、どっと疲れが襲ってくるのは間違いないだろう。

 

四六時中同じ家にいることになる結婚など、ありえない話だ。まして、論理的な言葉の一切通じない子供など、作りたくなるはずがない。1人が一番幸せなスキゾイドにとって、家庭は何より遠い話だ。

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