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YOASOBIの「アイドル」が史上初のビルボード1位!曲調の多彩さとTikTokの戦略的な活用がカギ

音楽界に新たな革命的な出来事が起こった。日本の音楽ユニットYOASOBIの楽曲「アイドル」が、YouTubeの世界楽曲ランキングで見事首位を獲得。1週間でなんと4190万回再生、その中でも約45%は海外から。特に韓国では1位に輝くなどの成果を収めた。さらに驚くべきことに、ビルボードのグローバルチャートで「アイドル」は日本語楽曲として史上初めて1位を獲得したのだ。

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この楽曲のヒットは、YouTubeだけに留まらない。SNSの巨人、TikTokでも「アイドル」への熱狂が広がっており、多くの海外ファンが楽曲に合わせたダンス動画を投稿している。この動きからも、「アイドル」がどれだけ世界的な大ヒット楽曲であるかが伺える。

では、この「アイドル」が世界中で爆発的なヒットを果たした理由は何なのだろうか。それは、英語版のリリースも影響しているとのこと。英語圏のファンは、英語版を通して歌詞の意味を深く理解することができ、楽曲の魅力にさらに引き込まれるのだ。

YOASOBIのメンバーである谷口由貴氏は、この成功について「日本の楽曲は伝統的にアニメソングが世界での流行に寄与していたが、今回の「アイドル」の成功はTikTokの影響も大きい」とコメント。つまり、今回の成功は新しい時代の新しいメディア、TikTokの影響を大きく受けているのだ。

YOASOBIの楽曲が世界的なヒットを遂げる背後には、独自の魅力と戦略的なマーケティングがあります。

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曲調の多彩さがその一つ。一つの楽曲内で多くのジャンルが混在し、K-POPを彷彿とさせるイントロから、スピード感あふれるパッセージ、ラップまでの展開は聴き手を飽きさせません。谷口さんの分析によれば、これにより多様な音楽好きのリスナーにアプローチできるのだとか。YOASOBIの初の海外ライブが、この多彩な音楽性の進化に影響を与えたことも指摘されています。

また、TikTokを活用した戦略的な認知拡大も大きな要因です。YOASOBIはTikTokでの楽曲拡散を巧妙に行っており、楽曲の発表直後にTikTokライブを実施。その結果、日本人アーティストとしては歴代最高の同時視聴ユーザー数を記録しました。TikTokの特性を活かして、多くのユーザーに楽曲を届けることができたのです。

さらに、日本の音楽シーンでは、新しい世代のアーティストがTikTokを駆使してブレークする例が増えてきています。「ONE N’ ONLY」や「imase」など、彼らは海外での注目を集める手法として、TikTokを活用しています。具体的には、多くの楽曲を投稿し、どの曲がバズるかを見極め、成功した楽曲を中心にプロモーション活動を強化するという方法。このように、新しいプラットフォームを上手く活用することで、世界的なヒットを目指しています。

加えて、シンガーソングライター「Eve」の例を挙げると、彼のミュージックビデオはアニメーションで制作されており、匿名性が高い。このため、多くの国の人々が「自分のもの」として受け取りやすく、言語の壁を越えて多国籍のファンを魅了しています。

このように、音楽の魅力を最大限に活かすプロモーション戦略と、新しいテクノロジーの活用が、YOASOBIをはじめとする日本のアーティストの世界的ヒットの秘訣と言えるでしょう。

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