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雑学

パーソナリティ障害は顔で判断できる?パーソナリティ障害の有名人とは

パーソナリティ障害には、自分へのこだわりや傷つきやすさ、愛し下手、そして根底にある自己愛の障害がある。これらはどのようにして生まれたのだろうか。

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遺伝か環境か

パーソナリティ障害の原因としては、遺伝的要因と環境的要因が考えられる。近年では遺伝的要因を示す研究が増えているが、環境的要因を示す研究もある。

 

例えば、遺伝的に同じ一卵性の双子と遺伝的には異なる二卵性の双子を用意する。一卵性は異なる環境で育っており、二卵性は同じ環境で育っている。両者の境界性パーソナリティ障害の有無を調べた所、二卵性には境界性パーソナリティ障害を発症するケースが見られたが、一卵性には1つも見られなかった。よって、遺伝的要因より環境的要因の方が重要であると結論付けられた。

環境的要因の中の母親の役割

そもそも環境的要因とは何を指すのだろうか。幼い子供にとって、親が裕福だとか、豪邸に住んでいて欲しいものが何でも買ってもらえるということは重要ではない。幼い子供は、どんな環境であれすぐに適応してしまうからだ。

 

子供にとって重要なのは、愛情と保護である。満二歳までに、自分が安全に守られた存在であり、より大きな存在とつながっていることを意識できれば、健全な人格が育つ。

 

逆に満二歳までに健全な環境にいないと、表情がなく、たまに作り笑いをするような子供に育ってしまう。恐ろしいほどに人間に無関心になってしまうのだ。

 

別のパターンでは、突然感情を爆発させ、泣いたり笑ったりを発作的に繰り返すという子供もいる。

 

環境的要因には特に母親の役割が大きく、子供に全面的な愛情を注ぎ、子供と一体化することが求められる。逆に母親が、必要な共感とだっこを与えられないと、健全な自我が育たず、本当の自己とは別の偽りの自己を作り出すことになってしまう。

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パーソナリティ障害の独特の顔つき

パーソナリティ障害の人は独特の顔つきをしていると言う。例えば、自己愛性パーソナリティ障害の人は、男性なら爬虫類、女性なら般若のような顔をしていると言われる。なぜそのような顔つきになるかと言えば、自己愛性パーソナリティ障害の人は、相手が自分の敵か味方か常に判断しようとしているからだ。

 

自己愛性パーソナリティ障害は他人から愛される事を最上の目的とするため、それに適う相手を常に見定めているのだ。そのような相手を見つけると、自己愛性パーソナリティ障害の人の目は動かなくなり、じっと相手を凝視するようになる。

 

逆に自分の敵とみなす人が近くにいると、恐怖で身動きが取れなくなり、肩は上がり、首もガチガチに固まり、奥歯をかみしめ硬直する。

 

このようにパーソナリティ障害の人は、目つきなどでそれと見分けることができる場合がある。

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境界性パーソナリティー障害の有名人

境界性パーソナリティー障害の人は、強い見捨てられ不安があります。見捨てられないように相手に依存したり、逆に見捨てられそうになると相手を批判したり攻撃したりします。言動がころころ変わるので、傍から見るとついていけない部分も多くあります。

太宰治

太宰治は幼少期から親への反発と依存が同居しており、複雑な心理で子供時代を過ごしています。いいとこのお坊ちゃまでしたが、逆にその階級に苦しむことにもなります。

 

強い見捨てられ不安があり、他人に依存し、見捨てられたと感じると、どんなに敬愛している人物でも強い攻撃の態度を示したと言われています。

 

鎮痛剤の多量摂取や愛人との入水などを経て、最終的には自ら命を絶っています。

尾崎豊

尾崎豊は学生時代に転校先の学校に馴染めず、不登校となり、音楽に没頭し始めます。17歳の時にオーディションを受けて合格し、スターダムへの階段を駆け上がりますが、晩年は無期限活動休止や覚せい剤所持で逮捕、女優との不倫など多くのスキャンダルを残し、最終的には覚せい剤の大量服用で肺水腫により亡くなっています。

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