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雑学

目の周りの赤い腫れはアレルギー?意外に多いまぶたの赤みの病気一覧!

2022/06/19

皆さんは、目の周りの赤い腫れに悩まされたことはありませんか?一口に目の周りの赤い腫れと言っても、原因や症状は様々です。今回は、目の周りの赤い腫れの原因や症状、対処法を見ていきましょう。

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目の周りの赤い腫れの主な原因

近年、目の周りの皮膚炎の症状を訴える方が増えています。具体的な症状としては、かさつきやかゆみ、赤み、ただれなどです。これらの原因は皮膚のアレルギーであり、原因物質となる物は非常に多いです。例えば、化粧品やシャンプー、石鹸以外にも、食品や金属、ゴムでもアレルギーになります。目の周りの皮膚は非常に薄く、そのため顔全体に塗る薬とは別の物を使用するべきです。

これを怠って、体に塗っているステロイド軟膏や自宅保管のオロナイン軟膏を塗ると、目の周りが真っ赤に腫れ、目が開かない状態になってしまう方もいます。長期間アトピー性皮膚炎を患っていて、ステロイド軟膏やかゆみ止め軟膏を目の周りに塗っていた方は、「ステロイド酒(しゅ)さ」という目の周りが赤く腫れる症状や、「カポジ水痘様発疹症状(すいとうようほっしんしょう)」というヘルペスウイルス感染が原因の水泡が多発する皮膚炎になってしまいます。「ステロイド酒さ」は眼科用の軟膏に変える事で治まり、「カポジ水痘様発疹症状」は一刻も早い受診をおすすめします。長期間目の周りにステロイドを使用していると、緑内障や白内障の原因にもなりますので、気を付けて下さい。

まぶたの皮膚が厚く硬くなっている人は、結膜炎も発症してる可能性が高いです。目の表面は点眼で治療し、目の周りの皮膚は眼科用の軟膏で治療すればかなりよくなります。目の周りの皮膚は非常に薄いので、顔のマッサージをする時でも、目の周りは優しく行ってください。強くこすりすぎると、筋肉が伸び切ってしまい、眼瞼下垂(がんけんかすい)というまぶたの開きが悪くなる症状が出ます。

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目もとの肌が荒れる原因と対処法

目の周りなどの皮膚の薄い部分は、顔のかゆみや赤みが出やすい場所です。このような部位は皮膚が薄く、乾燥しやすく、バリア機能が弱いです。他の部分だと花粉は皮膚の中へ侵入できませんが、目の周りなどの皮膚の薄い部分はバリア機能が弱いため、花粉が皮膚の奥まで入り込み、かゆみや赤みなどの症状となって現れるのです。このような症状が出ると、肌はより敏感になり、今までなんともなかった化粧品がしみたり、湿疹の原因になります。化粧品以外でも、柔軟剤やアルコール成分も刺激が問題になる事があります。

また、意外な事に同じ化粧品を長期間使い続ける事でアレルギー反応が出る場合があります。花粉症もそうですが、特定の物質が許容範囲を超えた時アレルギーとして現れるのです。昔から使っていた化粧品が合わなくなったのは、そういう理由かもしれません。肌荒れの症状から、花粉が原因か化粧品が原因かを特定するのは難しいです。

症状が出たら、次のような対処法を試してみましょう。かゆみは冷やすと治まるので、ハンカチで保冷剤をくるんで優しく患部に当てましょう。症状の出た洗顔料や化粧品は使用をやめ、保湿はたっぷりと普段の倍くらいしましょう。刺激の原因となるメイクは薄目にするか、保湿してからするとメイク崩れしにくい。汗が出た時は、ハンカチやタオルで優しく拭く。

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まぶたの赤みで考えられる病気

まぶたの赤みで考えられる病気には、以下の種類があります。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)・霰粒腫(さんりゅうしゅ)
麦粒腫とは、まつ毛の根元近くの皮脂腺や汗腺に細菌が感染して起こる病気です。通称ものもらいと言われる症状で、膿が貯まるため、しこりが出来て赤くなり、強い痛みやかゆみが出ます。一方で霰粒腫は、まつ毛の根元近くの脂腺が詰まって、分泌物が滞留して腫れます。麦粒腫と違い赤みや痛みはありません。

結膜炎
結膜とはまぶたの裏側や白目の表面の粘膜の事で、結膜が炎症を起こすと、まぶたの外側も赤くなります。結膜炎の原因としては、アレルギーやウイルス感染、異物によるけがが考えられ、症状としては目ヤニ、充血、かゆみなどがあります。

眼瞼炎(がんけんえん)
これはまぶたの炎症の事です。原因としては、細菌やウイルス・カビによる感染、虫刺されなどがあり、症状としては赤みや腫れ、痛みが出ます。

眼瞼皮膚炎
まぶたの皮膚に接触皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎などがある場合は、眼瞼皮膚炎と呼ばれます。原因としては、乾燥や皮脂の不足でバリア機能が低下する事です。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
ヘルペスウイルスの一種に水痘帯状疱疹ウイルスというものがあり、黒目や白目・まぶたにできものを作ります。水痘帯状疱疹ウイルスはみずぼうそうを引き起こすウイルスでもあり、みずぼうそうを経験した人は、体の中に潜んだこのウイルスが何らかのきっかけで活性化すると、帯状疱疹の症状が出ます。体のどの部位でも起こり得る病気で、ピリピリとした痛みや赤みと水疱ができます。

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